複利の魔法——時間を味方にする「雪だるま」の仕組み【第0章第5節】

ここまでの節で、「投資は怖くない」こと、そして「NISAという有利な箱」があることをお話ししてきました。では、なぜ私たちはそこまでして、少額でも、長く投資を続けるべきなのでしょうか。その問いへのもっとも強力な答えが、この節のテーマ「複利(ふくり)」です。結論から申し上げます。複利とは、利益がさらに利益を生み、雪だるま式にお金が増えていく仕組みのこと。これは、お金を持たない人ほど知っておくべき、時間がもたらす最大の味方です。少し大げさに聞こえるかもしれませんが、この仕組みを本当に理解した人と、そうでない人とでは、数十年後の景色がまったく変わってきます。

複利とは、「利益が利益を生む」仕組みです

まず、言葉の意味から押さえましょう。複利の反対は「単利(たんり)」です。この二つの違いが分かれば、複利の正体の半分は理解できたようなものです。

単利とは、最初に投じた元手(元本)に対してだけ、毎年利益がつく考え方です。たとえば100万円を年5パーセントで運用すると、毎年5万円ずつ増えていきます。10年で利益は50万円。シンプルです。一方の複利は、生まれた利益を元手に加えて、その合計に対してまた利益がつきます。1年目は100万円に5パーセントで5万円。2年目は、105万円に対して5パーセントなので5万2,500円。3年目は110万2,500円に対して……と、雪だるまが転がりながら少しずつ大きくなるように、増える金額そのものが年々ふくらんでいくのです。最初の差はわずかですが、この「利益にも利益がつく」というわずかな違いが、時間をかけて途方もない差へと育っていきます。

もう少しイメージを膨らませてみましょう。同じ100万円を年5パーセントで30年間運用したとき、単利では利益は150万円で、合計250万円にしかなりません。ところが複利では、合計はおよそ432万円。利益だけで330万円を超えます。スタートはまったく同じ100万円、利率も同じ5パーセント、違いはただ「利益を元手に組み入れるかどうか」だけです。それだけで、30年後には180万円以上の差が生まれるのです。最初の数年はほとんど差がつかないため、多くの人がこの違いを軽く見て、複利の力を信じきれずに途中でやめてしまいます。しかし、複利の真価は、まさにこの「時間をかけたときの差」にこそあります。焦らず、長い目で付き合うべき仕組みなのです。

アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだ理由

複利の力を語るとき、よく引き合いに出される逸話があります。かの物理学者アインシュタインが、複利を「人類最大の発明」あるいは「宇宙で最も強力な力」と呼んだ、という話です。実際に彼が言ったかどうかは諸説ありますが、それほどまでに語り継がれること自体が、複利の威力を物語っています。

なぜ、これほどまでに評価されるのか。それは、複利が「指数関数的(しすうかんすうてき)」に増えるからです。難しい言葉ですが、要するに「最初はゆっくり、後半になるほど爆発的に増える」という意味です。私がセミナーでよく使う例えがあります。複利は、坂道を転がる雪だるまのようなものです。転がし始めの小さな雪玉は、なかなか大きくなりません。けれども、ある程度の大きさになると、一回転で巻き込む雪の量が増え、坂の後半では手がつけられないほど大きくなっていきます。投資における複利も、まさにこれと同じです。だからこそ、途中で「なかなか増えないな」と諦めてしまう人は、この「後半の爆発」を体験する前に坂を下りてしまっているのです。

この「後半の爆発」を、もう少し具体的に感じてみましょう。年5パーセントで運用した場合、最初の10年で増える利益よりも、20年目から30年目までの10年間で増える利益のほうが、はるかに大きくなります。同じ10年でも、雪だるまが大きく育ったあとの後半のほうが、一回転で巻き込む雪の量が桁違いに多いからです。つまり、複利の旨味の大部分は、続けた期間の「後半」に集中しているのです。途中でやめてしまう人が損をするのは、まさにこの一番おいしい後半を、自分の手で放棄してしまうからにほかなりません。最初の地味な時期は、いわば後半の爆発のための「助走」なのだと考えてみてください。

複利の破壊力を、数字で実感する

言葉だけではピンとこないかもしれませんので、具体的な数字で見てみましょう。仮に100万円を年5パーセントの複利で運用し続けたとします。最初の10年で約163万円、20年で約265万円、30年では約432万円になります。元手は同じ100万円なのに、ただ時間に任せて転がしただけで、4倍以上にふくらむのです。先ほどの単利だと30年でも250万円ですから、複利との差は歴然です。

ここで、便利な目安をひとつご紹介します。「72の法則」と呼ばれるものです。これは、72を年利(パーセント)で割ると、お金がおよそ2倍になるまでの年数が分かる、という簡単な計算法です。たとえば年6パーセントなら、72÷6で12年。年3パーセントなら、72÷3で24年です。暗算でざっくり「自分のお金が倍になるまで何年か」を把握できる、とても実用的な道具です。低い金利の預金がいかに時間を要するか、そして投資の数パーセントがいかに大きいかが、この法則ひとつで直感的に分かります。

この法則を使うと、預金と投資の差が残酷なほどはっきりします。今の大手銀行の普通預金の金利は、年0.1パーセントにも満たない水準です。仮に0.1パーセントだとすると、お金が2倍になるまでに必要な年数は、72÷0.1で、なんと720年。私たちが生きているうちには、まず到達できません。一方、年6パーセントで運用できれば約12年、年3パーセントでも約24年で2倍になります。同じお金を、ただ銀行で眠らせておくのか、それとも複利で働かせるのか。72の法則は、その選択がもたらす差の大きさを、たった一回の割り算で目の前に突きつけてくれるのです。数字に強くなくても、この割り算だけはぜひ覚えておいてください。

複利の燃料は「時間」——早く始めるほど効く

複利を語るうえで、絶対に外せない要素があります。それが「時間」です。複利は、時間をかければかけるほど効果が大きくなります。逆に言えば、複利において最大の武器は、若さ、つまり「これから使える時間の長さ」なのです。これは、まだ資産の少ない若い世代にとって、何よりの朗報です。

「お金がないから投資はもっと先で」と考える方は多いのですが、私はこれを少しもったいないと感じています。なぜなら、投資において最も価値があるのは、お金そのものよりも「時間」だからです。たくさんのお金を遅く投じるより、少しのお金を早く投じたほうが、最終的に大きく育つことすらあります。次の例を見れば、その意味がはっきりするはずです。

早く始めたAさんと、遅く始めたBさんの話

私がセミナーで必ずお話しする、二人の対比があります。Aさんは25歳から35歳までの10年間だけ、毎年60万円を投資し、その後は一切追加せず、60歳まで運用だけを続けました。投じた総額は600万円です。一方のBさんは、35歳から60歳までの25年間、毎年60万円を投資し続けました。投じた総額は1,500万円です。さて、60歳の時点で、資産が多いのはどちらでしょうか。

年5パーセントで運用できたと仮定すると、驚くべき結果になります。投じた額が600万円と少ないAさんのほうが、1,500万円を投じたBさんに匹敵するか、場合によっては上回るのです。Aさんは投資した金額こそ少ないものの、そのお金が複利で働く「時間」が圧倒的に長かった。一方のBさんは、倍以上のお金を投じたのに、複利が効く時間が短かった。これが、複利と時間の恐ろしさであり、ありがたさです。重要なのは、「いくら投じるか」と同じくらい、「どれだけ長く時間を味方につけるか」なのです。この一点を、どうか心に刻んでください。

この話から、あなたが今日からできる結論は一つです。「完璧なタイミングや、まとまった資金を待たないこと」。Aさんが勝てたのは、特別な才能や幸運があったからではなく、ただ早く始めたからです。あなたが今、たとえ毎月数千円しか出せなかったとしても、その数千円には、後から大金を投じる人には決して買えない「時間」という価値がついています。逆に、「お金が貯まってから」と数年先延ばしにすれば、その分だけ複利の効く時間を失います。これは、知っているかどうかだけで結果が変わる、少し不公平な、しかしあなたにも今日から使える仕組みなのです。

わずかな利回りの差が、未来を大きく変える

時間と並んで、複利の結果を左右するのが「利回り」です。そして、この利回りの差もまた、長期では信じられないほど大きな違いを生みます。「たった1パーセントの差くらい」と侮ってはいけません。

たとえば毎月3万円を30年間積み立てたとして、利回りが年3パーセントなら最終的におよそ1,750万円、年5パーセントならおよそ2,500万円、年7パーセントならおよそ3,650万円になります。積み立てた元本はいずれも1,080万円で同じです。利回りがわずか数パーセント違うだけで、最終的な資産が倍近く変わってしまうのです。これは、銀行預金のほぼゼロに近い金利と、投資による数パーセントとの差が、いかに人生を左右するかを示しています。第1節でお話ししたインフレと合わせて考えれば、「ただ預金しておく」ことが、いかに大きな機会を逃しているかが見えてくるはずです。

ただし、ここで一つ釘を刺しておきます。「利回りが高いほど良い」と単純に考えて、極端に高いリターンをうたう商品に飛びつくのは、たいへん危険です。第3節でお話ししたとおり、高いリターンの裏には、必ず高いリスク(値動きの大きさ)が潜んでいます。現実的に、世界中の株式に分散して長期投資した場合に期待できるリターンは、おおむね年4〜6パーセント程度とされています。「月利で何パーセント」「元本保証で高利回り」といった甘い話は、まず詐欺を疑ってかかるべきです。複利で狙うべきは、一発の大きな利益ではなく、この「無理のない利回りを、長く、確実に積み重ねること」なのです。地味ですが、これが唯一、再現性のある道です。

複利を最大化する、三つの条件

では、この複利の力を最大限に引き出すには、どうすればよいのでしょうか。条件は、突き詰めると三つだけです。難しいことは何もありません。

一つ目は、「利益を引き出さず、再投資すること」。生まれた利益を使ってしまっては、雪だるまは大きくなりません。利益を雪玉に巻き込み続けることで、複利は初めて働きます。二つ目は、「長く続けること」。すでにお話ししたとおり、時間こそが複利の燃料です。途中でやめれば、後半の爆発は永遠に訪れません。三つ目は、「コストを抑えること」。これは見落とされがちですが、非常に重要です。手数料という名のマイナスもまた、複利で効いてしまうからです。この三つ——再投資・長期・低コスト——を守るだけで、あなたは複利の恩恵をほぼ取りこぼすことなく受け取れます。そして、前節でお話ししたNISAは、この三つのうち「税金というコスト」をゼロにしてくれる、まさに複利のための制度なのです。

ただし、一つだけ正直にお伝えしておきます。複利は「魔法」とは呼ばれますが、即効性のある魔法ではありません。種をまいてから果実が実るまでには、長い時間がかかります。最初の数年は、ほとんど増えている実感が湧かず、「本当にこれで意味があるのか」と不安になる時期が必ず訪れます。私のセミナーでも、ちょうどこの地味な時期に挫折してしまう方を、何人も見てきました。けれども、そこで坂を下りてしまえば、後半のもっとも美味しい部分を、自らの手で放棄することになります。複利を味方につけるのに本当に必要なのは、難しい知識や才能ではなく、「成果の見えにくい時期を、淡々とやり過ごす忍耐」なのです。

複利の最大の敵は「手数料」と「途中下車」

複利が「味方」なら、その足を引っ張る「敵」も知っておくべきです。最大の敵は二つ。「手数料」と「途中でやめること」です。

まず手数料について。複利が利益を雪だるま式に増やすのと同じ理屈で、毎年差し引かれる手数料もまた、複利的にあなたの資産を削り続けます。年1パーセントの手数料は小さく見えますが、30年という時間をかけると、最終的な資産を1割以上も押し下げることがあります。私が財務の現場で痛感してきたのは、「リターンは誰にも約束できないが、コストだけは確実に毎年引かれる」という事実です。だからこそ、低コストの商品を選ぶことは、確実にできる数少ない自衛策なのです。もう一つの敵、「途中でやめること」は、相場が下がって怖くなったときに起こりがちです。けれども、雪だるまを坂の途中で止めてしまえば、そこで成長は終わります。複利の果実は、最後まで転がし続けた人だけが受け取れるのです。

もう少し補足すると、この二つの敵には「自分でコントロールできる」という共通点があります。相場が上がるか下がるかは、誰にも分かりませんし、自分でどうこうできるものでもありません。けれども、低コストの商品を選ぶことも、相場が荒れても売らずに続けることも、すべて自分の意思で決められます。投資の成果のうち、自分では動かせない「相場」に一喜一憂するより、自分で確実に動かせる「コスト」と「継続」に力を注ぐ。これが、複利を最大限に活かすための、もっとも賢い力の入れどころです。NISAで税金というコストをゼロにし、自動積立で継続を仕組み化する——ここまで読んでくださったあなたは、すでにその両方の準備ができているはずです。

インフレという、もう一つの「逆の複利」

ここで、第1節でお話ししたインフレを思い出してください。実は、インフレもまた複利と同じ仕組みで、こちらは私たちにとって「逆向き」に働きます。物価が毎年少しずつ上がるということは、お金の価値が毎年少しずつ、複利的に目減りしていくということだからです。

たとえば物価が年2パーセントずつ上がり続けると、今100万円で買えるものが、30年後には約180万円出さないと買えなくなります。言い換えれば、タンス預金の100万円は、30年後には実質的に55万円ほどの価値に下がってしまうのです。これは、複利が逆回転している状態です。私たちが投資で複利を味方につけようとするのは、単にお金を増やしたいからだけではありません。この「逆の複利=インフレ」に対抗し、自分の資産の価値を守るためでもあるのです。何もしないことは、逆回転の複利に身を任せることに等しい。これが、第1節と第5節をつなぐ、もっとも大切な視点です。

少し怖い話に聞こえたかもしれませんが、見方を変えれば、これは希望の話でもあります。インフレという逆風が吹く世界でも、複利という順風を自分の帆にしっかり受ければ、資産の価値を守りながら、むしろ増やしていけるからです。何もしなければ、お金の価値は逆の複利で静かに減り続けます。しかし、投資で年数パーセントの複利を得られれば、インフレによる目減りを上回り、実質的に資産を増やすことができます。同じ「複利」という強力な力を、減らす側で浴び続けるのか、それとも増やす側で活用するのか。その選択権は、ほかでもない、あなた自身の手の中にあるのです。

配当を「再投資」すると、複利はさらに加速する

複利を加速させる、もう一つの具体的な方法に触れておきます。それが「配当の再投資」です。株式を持っていると、企業が利益の一部を株主に分けてくれる「配当金」を受け取れることがあります。この配当を、使わずにそのまま同じ投資に回す——これが配当の再投資です。

受け取った配当を再び投資に回すと、その配当もまた新たな利益を生み始めます。まさに、雪だるまにさらに雪を足してやるようなものです。多くのインデックスファンドには、この配当の再投資を自動で行ってくれるタイプがあり、初心者の方は何も考えずとも複利の恩恵をフルに受けられます。トヨタのような企業の株を世界中の会社とまとめて持ち、そこから生まれる配当も自動で再投資される——この仕組みに、ただ長く乗っているだけで、複利はあなたのために静かに働き続けてくれるのです。複利についてさらに詳しく知りたい方は、本サイトの複利とは何かを解説した記事もあわせてご覧ください。

複利は、お金だけでなく「知識」にも効く

少し話を広げます。私が長く投資や財務の世界に身を置いてきて感じるのは、複利が働くのはお金だけではない、ということです。知識も、信頼も、健康習慣も、複利で育ちます。今日学んだ小さな知識が、明日の理解を助け、それがまた次の学びを早くする。投資の学びもまさにそうで、少額でも早く始めた人は、お金だけでなく「経験という複利」も早くから積み上げ始めているのです。

逆に、「もっと勉強してから」「もっとお金が貯まってから」と先延ばしにする人は、お金の複利だけでなく、経験の複利の開始も遅らせてしまっています。完璧な準備を待つ必要はありません。重要なのは、小さくてもいいから、早く転がし始めることです。お金も、知識も、転がし始めた瞬間から、時間があなたの味方になってくれます。これこそが、複利という仕組みが私たちに教えてくれる、最大の人生の教訓だと私は考えています。

ですから、この節でいちばんお伝えしたいのは、数字や法則そのものではありません。「時間は、待ってはくれない。けれど、味方にはできる」という事実です。今日という日は、あなたのこれからの人生で、複利を働かせられる最も早い日です。一年後に同じことを始めれば、まるまる一年分の複利を取り逃すことになります。だからこそ、この記事を読み終えたら、ぜひ小さくてもよいので、最初の一歩を具体的に動かしてみてください。証券口座を調べる、毎月の積立額を決める——どんなに小さな行動でも構いません。その一歩が、何十年後のあなたを、静かに、しかし確実に支えてくれます。

まとめ——「時間」という最強の味方を、今日から使う

この節の要点をまとめます。複利とは、利益が利益を生む雪だるまの仕組みであり、その燃料は「時間」である。だからこそ、たとえ少額でも、一日でも早く始め、利益を再投資し、低コストで、長く続けることが、何より大切です。そして、その複利を税金の面から最大化してくれるのが、前節で学んだNISAでした。すべては一本の線でつながっています。

「自分はもう若くないから」と思った方も、心配はいりません。複利にとっての「今日」は、これからの人生で一番若い日です。始めるのに遅すぎることはありません。さて、第0章もいよいよ次が最後の節です。第6節では、ここまで学んできたことをどう実践に移し、このサイトをどう使い倒していくか——あなただけの学習ロードマップについてお話しします。知識を、行動に変える最後の一歩を、一緒に踏み出しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 複利の効果を得るには、何年くらい必要ですか?

複利は始めた瞬間から働きますが、その「爆発的な伸び」を実感できるのは、一般に15年〜20年を超えたあたりからです。最初の数年は地味で、増え方が物足りなく感じるかもしれません。しかし、そこで諦めず続けた人だけが後半の大きな伸びを受け取れます。だからこそ、できるだけ早く始め、長く続けることが重要なのです。

Q. 「72の法則」とは何ですか?

72を年利(パーセント)で割ると、お金がおよそ2倍になるまでの年数が分かる、という簡単な目安です。たとえば年6パーセントなら72÷6で約12年、年3パーセントなら72÷3で約24年です。正確な計算ではありませんが、暗算で複利のスピード感をつかむのにとても便利な道具です。

Q. 少額でも複利の意味はありますか?

大いにあります。複利の効果を決めるのは金額の大きさだけではなく、むしろ「時間の長さ」です。毎月数千円でも、早く始めて長く続ければ、後から大きな金額で始めた人を上回ることすらあります。金額が小さいことを理由に先延ばしにするより、少額でも今日から始めるほうが、複利の観点では有利です。

Q. 複利を活かすには、どんな商品を選べばいいですか?

利益や配当が自動的に再投資される、低コストのインデックスファンドが基本の選択肢になります。手数料(信託報酬)が低いほど、複利の足を引っ張る要素が減ります。さらに、NISAという非課税の箱の中で運用すれば、利益にかかる税金というコストもゼロにでき、複利の効果を最大限に引き出せます。

著者

岸 泰裕(きし やすひろ)

早稲田大学大学院金融工学MBA取得。元外資系バンカー。財務・IR・ガバナンス・ESG専門。著書3冊、累計調達額480億円、明治大学リバティアカデミー講師(2014年〜)。

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