岸泰裕です。
新NISAがスタートしてから、丸2年が経過しました。
「貯蓄から投資へ」の流れは完全に定着し、多くの人が「とりあえずS&P500かオルカン(全世界株式)に積立設定をしておけばOK」という認識でいるのではないでしょうか。
確かに、ここ数年はそれが正解でした。
しかし、2026年はその「思考停止」が試される年になります。

調整局面で試される「握力」
相場は一本調子には上がりません。
2024年、2025年と順調に増えてきた含み益を見て、気が大きくなってはいないでしょうか。
2026年、もし米国市場が大きな調整局面(暴落)に入った時、あなたは平常心を保てるでしょうか?
ログインするたびに数百万円単位で資産が減っていく画面を見て、「これは長期投資だから」と笑っていられるでしょうか。
投資初心者の多くは、この恐怖に耐えきれず、底値で狼狽売り(パニック売り)をして市場から退場してしまいます。「思考停止の積立」は、順調な時は楽ですが、逆風が吹いた時には何の支えにもなりません。
NISAは「土台」。富裕層は「サテライト」を持つ
私の元へ相談に来る富裕層の方々は、もちろんNISA枠は使い切っています。しかし、**「NISA(株式)だけで資産形成を完結させよう」とは微塵も思っていません。**
なぜなら、株式は本質的にボラティリティ(価格変動)が激しい資産だからです。
彼らはNISAを資産形成の「土台(コア)」としつつ、必ず別の資産を組み合わせています。
- 株式と異なる値動きをする**「不動産」**
- 通貨の価値下落に備える**「金(ゴールド)」**
- 希少価値を保有する**「アンティークコイン」**

これら**「サテライト資産」**を持つことで、株式市場が嵐の時でも資産全体が大きく毀損するのを防ぎ、心の平穏を保っているのです。
結論:ポートフォリオ全体を見直す時期
NISA 3年目の2026年。「なんとなく」で続けてきた投資を、いま一度見直す良い機会です。
あなたの資産は、株式に偏りすぎていませんか?
もし明日、株価が30%暴落しても、生活とメンタルは持ちこたえられますか?
NISAの非課税メリットは強大ですが、それだけに頼り切るのは危険です。インフレ時代、金利ある世界を生き抜くためには、株式以外のアセットクラスにも目を向け、真の分散投資へとステップアップする必要があります。