今週はお盆休み中ですが着実に日経平均が上昇をしていきました。
米国の景気悪化懸念が後退したこともあり一時の混乱がようやく落ち着いてきた印象で、
改めて日本経済が見直されてきた印象です。
これから再度、日経平均40,000円への復帰を目指すことになってくると思われます。
さて、今週最もインパクトがあったのは8/14に発生した岸田首相による自民党総裁選不出馬表明でした。
記者会見の内容を考えると、ここ数年の統一教会問題や政治資金パーティ問題などの責任を取った形に見えます。
我が国においては「自民党総裁」とは「総理大臣」と同義なので、次の総裁が誰になるかは要注目です。
週明け8/20には公示日などが発表される模様なので、
公示日までには出馬・立候補する人の名前が見えてくることになりそうです。
投資という観点では、立候補者が今後どのような経済施策を打ち出すのかは要注目です。
それが次の国策・投資すべき業界になってきます。
なお、総裁選挙に関しては少しルールが面白いので知っておくと良いかと思います。
X(旧Twitter)でも下記でスレッドで述べていますので良ければご覧ください。
さて、肝心の総裁選挙への立候補ですが、各種世論調査で1位になっている石破氏がすでに、
一緒にやろうという人が20人いれば、ぜひとも出馬したい
と発言をされています。
また、その他報道では、
前経済産業安全保障担当大臣の小林鷹之氏、
経済産業大臣の斉藤健氏
が出馬検討中と言われています。
今のところ、
・小林氏に関しては経済安全保障
・斉藤氏は産業の国内回帰や半導体の強化
を想定しているようです。
また金融周りに関しても、過去の発言を見ると、
・石破氏は「徐々に金利のある世界を実現することが正しい。正常化に向けて動かなくてはいけない。」
・河野氏も「円は安すぎる。価値を戻す必要がある。」
・小林氏は「経済成長があってこそ財政の持続性も担保される」
・斎藤氏は「経済が成長しなければ、財政再建も社会保障の充実も出来ない」
との発言もあり、微妙に立ち位置が異なっています。
株価は、「今後の企業の成長期待」を見越して数字が形成されます。
株価の集合体であるとはいえ、日経平均も「今後の日本の成長期待」で形成されます。
その日本が今後、誰の手で、どのように成長していくかは、我々の資産運用にも極めて重要な視点になります。
ぜひ今後の政局に関して注目してみてください。
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