岸泰裕です。
私は以前から、様々なスモールビジネスの事業モデルを分析・立案してきました。
その中で、今の日本において「絶対にやってはいけないビジネス」と「絶対に儲かるビジネス」の境界線は、極めてはっきりしています。
絶対にやってはいけないのは「若者向けのBtoCビジネス(アパレル、飲食、トレンド系アプリなど)」です。
彼らには可処分所得がありません。お金のない層に向けてビジネスをしても、価格競争で血みどろになるだけです。
では、日本で唯一「カネが余っている場所」はどこか。
言うまでもありません。「高齢者(シニア層)」です。
今回は、政治の世界で若者を搾取し続けるシルバー層から、ビジネスの力で合法的に富を「奪還」する、冷徹なシニアビジネスの設計図を公開します。

1. 介護ビジネスには絶対に手を出すな
「高齢者向け」と聞くと、多くの人が「デイサービス」や「老人ホーム」といった介護ビジネスを思い浮かべます。
財務のプロとして言いますが、これは最悪の選択です。
介護事業は、売上の上限が「介護保険制度(国が決めた点数)」によって厳密に縛られています。
いくらサービスを良くしても勝手に値上げできず、さらに慢性的な人手不足と重労働により、採用コストと離職率が異常に高い。
「国に価格決定権を握られた労働集約型ビジネス」ほど、資本主義において割に合わないものはありません。
2. 狙うべきは「健康な富裕シニアの”面倒くさい”」
私たちが狙うべきは、要介護認定を受ける前の「健康で、お金はあるが、時間を持て余しており、テクノロジーについていけない富裕シニア」です。
彼らが抱えている最大のペイン(痛み)は、病気ではありません。「孤独」と「デジタルの壁(ITリテラシーの欠如)」です。
超高単価の「デジタル・コンシェルジュ」
例えば、「スマホの操作から、ネット証券の口座開設、オンライン旅行予約まで、月額5万円で何でも対面で教える・代行するコンシェルジュビジネス」。
若者から見れば「ググれば1分で終わること」に、彼らは喜んでお金を払います。
なぜなら、彼らはお金を払って「操作を教えてもらう」と同時に、「若い優秀な人間と会話をする時間(孤独の解消)」を買っているからです。
彼らにとって、毎月数万円の出費など、使わずに死んでいく預金残高に比べれば誤差に過ぎません。圧倒的なホスピタリティと信頼関係(ラポール)さえ築ければ、価格競争とは無縁の超高収益ビジネスになります。
3. 「死後の不安」をパッケージ化する
もう一つの巨大な金脈は「終活(エンド・オブ・ライフ)ビジネス」です。
シニア層の最大の恐怖は、「自分が死んだ後、誰が家を片付け、誰が手続きをしてくれるのか」という不安です。
特に身寄りのない(あるいは子どもと疎遠な)高齢者にとって、これは切実な問題です。
ここを突きます。
「生前整理、デジタル遺品(スマホのデータ)の消去、不動産(負動産)の売却手配、葬儀の生前契約」をすべてワンストップで引き受ける「終活プロデュース業」。
弁護士や司法書士、不動産業者と提携し、あなたは窓口(プロデューサー)として相談に乗り、契約をまとめるだけで数百万円のフィー(紹介料やプロデュース料)を抜くことができます。
結論:道徳を捨て、合理的に「富の再分配」を行え
「お年寄りから高額なお金を取るなんて可哀想だ」
もしあなたがそう思うなら、あなたは一生、資本主義の底辺で搾取され続けるでしょう。
国政選挙(シルバー民主主義)を通じて、彼らは現役世代から社会保険料という名目で莫大なお金を合法的に吸い上げています。国が「富の再分配」を高齢者優遇で行うなら、私たちは「自由市場(ビジネス)」を通じて、彼らの溜め込んだタンス預金を現役世代へ還流させなければなりません。
彼らの孤独と不安に寄り添い、極上のサービスを提供し、その対価として彼らの預金残高を正当にいただく。
これこそが、沈みゆく日本経済において、若者や現役世代が生き残るための最も現実的で、最も冷酷なスモールビジネスの最適解なのです。